社交ダンスについて
- 2020.06.23
社交ダンスとは?
社交ダンスとは大きく分けるとスタンダードダンスとラテンダンスがあります。
スタンダードダンスは、男女が向き合って組んだまま踊るもので、ワルツ、タンゴ、スロー・フォックストロット、クィックステップ、ヴェニーズ・ワルツの5種類があります。
ラテンダンスは、組んだり離れたりすることの多い、自由な動きを楽しむダンスで、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、パソドブレ、ジャイブの5種類があります。
他にパーティダンスとしてジルバ、ブルースなどがあります。
スタンダードダンスについて
ワルツ
流れるような華麗なムーブメントと回転、そして、3拍子のロマンチックな音楽に合わせたライズ & フォール (上下への波動) とスウェイ (左右への傾斜) 19世紀のヨーロッパの宮廷舞踏ウィンナー・ワルツをルーツにしたこの優雅な踊りは、今では社交ダンスの中では最もポピュラーで人気のある種目です。
スタンダード・セクションの基本となる種目でもあります。
タンゴ
上下動のない滑らかなムーブメントから次に続くアタック・ムーブメント、情熱的な音楽に合わせたシャープでスタカートな踊りはワルツとまったく対象的です。
もともとアルゼンチンの酒場で生まれた踊りが音楽と一緒にフランスに渡り、洗練された現在のヨーロッパ風ダンスに生まれ変わったのです。
音楽も「アルゼンチン・タンゴ」とは別にヨーロッパ風タンゴ「コンチネンタル・タンゴ」として、今日広く親しまれています。
スタンダード種目ではワルツに続き踊る機会の多い種目です。
ヴィニーズワルツ
ダンスの中ではもっとも古く、19世紀初期頃からオーストリアのウイーンで踊り始めたといわれています。
宮廷などで貴族や上流社会の舞踏会で踊られてヨーロッパ中に広がり、19世紀半ばには市民生活の中に根付いて全盛時代を迎えました。
やがてこのワルツがゆっくり演奏されるようになってから英国で考案されたのがスロー・ワルツで、これが現在のワルツになったのです。
スローフォックストロット
「キツネの小走り」という意味のこの踊りは緩やかなライズ & フォールやスウェイを多用し、静止することのない大きな河の流れを思わせる雄大でスムーズな動きが特徴です。
1890年代にアメリカの黒人により生み出された音楽「ジャズ」のリズムに合うステップが求められて自然発生し、黒人から白人へ徐々に広がった踊りですが、1910年代に英国に渡ってから大流行し、あらゆるところで踊られるようになりました。
さらに英国で基本ステップなどが規定され、完成されたものです。
クイックステップ
その名のとおりテンポの速い踊りですが、フイガーやテクニックはワルツとスロー・フォックストロットから取り入れているものが多く見られます。
アメリカで生まれた音楽「スイング・ジャズ」で踊るようになってから早いテンポになったのですが、英国に渡ってからさらに改良され、ステップなどが規定されて現在のように完成されたものです。
楽しく軽快に踊るこのダンスは運動量が多いだけに、限りなくスポーツに近いダンスといえます。
ラテンダンスについて
チャチャチャ
ルンバ、マンボに続いてキューバから生まれた音楽で、ルンバやマンボが4拍子で3歩のステップに対し、4拍子で5歩の軽快な踊りで、キューバン・ルンバのステップやポーズが原型になっています。
キューバン・ルンバが「2・3・4~1」のリズムを「Q・Q・S」と3歩でステップするのに対して、チャ・チャ・チャでは「2・3・4・&・1」のリズムを「Q・Q・Cha・cha・cha」と5歩でステップするのが大きな違いで、その他の基本的なことはキューバン・ルンバと同じです。
リズミカルな音楽に合わせて、歯切れよく軽快に踊るこのダンスはルンバと違った楽しさがあります。
サンバ
サンバのルーツはアフリカからやってきた黒人労働者が打楽器を打ち鳴らしながら輪になって踊ったのが始まりとされています。
これが、やがて今日のカーニバルで踊られているようなエネルギッシュで華やかなサンバに発展したのです。
この本場のサンバがヨーロッパに渡って競技風にスマートにアレンジされたのが現在のボールルーム・ダンスのサンバです。
ルンバ
キューバ生まれの音楽ルンバがアメリカやヨーロッパに渡り、その曲で踊られていたのがスクエア・ルンバですが、もともとキューバで踊られていた黒人特有の野性味あふれる踊りがキューバン・ルンバです。
ソフトで哀愁に満ちた音楽に、やわらかいヒップ・ムーブメント、そしてクラシック・バレエを思わせるような、しなやかな手の動きとポーズなど女性らしさを表現するムーブメントはスクエア・ルンバにはない華やかなもので、アッという間に世界中に広がりました。
パソドブレ
源流ラテンの国スペインに昔からある独自の文化に「闘牛」と「フラメンコ」があります。
その闘牛士の勇壮な姿をモチーフにしたのがバソ・ドブレという踊りです。
男子が闘牛士、女子は闘牛士の持つケープ、または牛を表現しています。
そして闘牛士の入場行進曲として会場の興奮を高めるために使われた音楽がバソ・ドブレです。女性が華のダンスの中で唯一男性が主役の種目とも言えます。
また踊りのポーズの中には、フラメンコのテクニックも取り入れているところが見られます。
ジャイブ
この踊りのルーツはジルバです。
発祥地アメリカから英国に渡ったジルバが、そこで歩数やリズムを改良され、ジャイブと名づけられました。
音楽はジルバと同じロック系;またはスイング系の音楽で第2拍と第4拍に強いアクセントのあるビートのきいた音楽が合います。
パーティではテンポの速い曲でジルバを踊り、ジルバを踊るには間がありすぎると思うほどテンポの遅い曲では軽快なジャイブのほうが楽しいでしょう。
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